1991年の漂泊 -8ページ目
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住んで10年

サンフランシスコ、ベイエリアに住んで今年で10年になるが、何を書いてよいのかわからない。灯台下暗し。住み慣れてしまっていて、特にあえて言うこともない。
でも、そのうちに何か書くつもり。

2回目のシドニー

2002年11月23日、夜8時40分ころKKの車で自宅を出発。
9時20分ころにはSFOに着いた。UAのdeparture terminal に行き、数日前にアップグレードしていた通りに、ビジネスクラスにチェックイン。人もほとんど待っていなく、すんなりと終わった。セキュリティーもほぼすんなり、今回は靴のチェックもなかった。ゲートに向かったが、オーストリアドルは持っていなかったため、両替所でTCをキャッシュに換金。レートは悪く、US$20がAU$30+で、おまけに手数料$5くらい取られた。
ビジネスクラスのため、UAのラウンジで待機した。赤ワイン一杯飲んで、出発ゲート95を眺めながら、時間をつぶした。しばらくして、出発のアナウンスがあり、ゲートに向かった。予定通り、ビジネスクラス、ほぼ予定通りの時刻にボーイング747-400はSFOを旅立った。

飛行機のドアが閉まる直前に乗り込んできて、私の隣の席に座った赤顔、日本の草刈正雄に似た外人。会話もなく、飛行状態に入った。ビジネスクラスはこれまでにも何回かアップグレードして乗っているが、今回は今まで一番快適だったのではないか。リクライニングもかなりフラットになるし、割と楽に寝れて、食べて、本を読んで、映画を見て、音楽を聴いて、また寝て。シドニーに近くなったころ、ふぃに「あなたはシドニーに旅する人?」と隣の草刈に聞いてみた。彼の答えは「いや、俺はオーストラリア人だ。家に久しぶりに帰るんだ。」とのこと。過去数年は中米ホンジュラス暮らしで、オーストラリアに戻っていない。ホンジュラスでは、ナイトクラブのマネージャーとかをやって、楽しく暮らしていた。ホンジュラスは、スキューバもできるし、物価も安いし、いいとこだそうだ。
一度会話をすると、彼は止まらなかった。写真も見せてくれた。連絡先も教えてくれた。

<続く>

ロスに着いた初日の出来事

1991年3月31日付けで某音楽会社を退社して、2週間もしないうちに、LAX,ロサンジェルス空港に着いていた。
LAXからVeniceビーチ行きの市営バスに乗ったけど、どこで降りていいのかよくわからず、とりあえず他の乗客と一緒に途中下車した。それから、結構歩いて、やっとベニスに着いた。日本で買ったガイドブックにあるように、ベニスの通りは賑わっていた。時差ぼけとカリフォルニアの天気のせいか、空がまぶしく、頭がぼーとしていた。とりあえず、その辺にあった小さいホテル(部屋数20くらい)に泊まることにした。部屋にチェックインしたときは午後4時ころにはなっていた。おなかもすいたので、どこかに食べに行こうと思って、ホテルのロビーを出ようとしたとき、アメリカ人に声をかけられた。いや、アメリカ人かどうかは知らない。カナダ人だったかもしれないし、イギリス人だったかもしれない。とにかく、白人だった。ロスは人種のルツボといわれるくらいだから、いろんな国から、いろんな人が来ている。そのころ、自分は英検2級は取っていたが、もちろんアメリカン・イングリッシュとブリティッシュ・イングリッシュの区別がつかなかった。この男、Delta航空に働いていて、飛行機のチケットが安く買えるらしい。私に、「アメリカ国内便のチケットが必要なら、任せろ」というのだ。自分は、今日ロスについたばかりで、他に飛行機に乗っていくことなど考えていなかった。とりあえず、2,3週間はロスの探検をして、できれば、英語の勉強でもしようと思っていたくらいだ。この男と話しながら(といっても、ほとんど男がしゃべりっぱなしで)、4,5分歩いて、レストランの前に来た。ベニスビーチの通り沿いのレストラン。通り側には窓もなく、ほとんど前面オープンな感じ。入り口には数人の客が列を作って待っていた。このとき、この男「おれが、中に入って注文してきてやるから、お金をくれ」といった。わたしは言われたとおり、とりあえず$20を渡した。それから、男は中に入っていって、見えなくなった。そのまま入り口付近で、10分くらい待ったけど、男は戻ってこない。おかしいと思って、中に入って探したけれど、男はいなかった。このとき、初めて騙されたとわかった。
一人で歩いてホテルに戻り、ロビーの受付の女性に聞いた。「さっきの男は、ここで働いているの?」。女性は、「知らない。あなたの友達だと思ったけど。」 体が震えた。人生でお金を騙し取られたのは、初めての経験だった。そのあと、恐ろしくなって、部屋に戻り、ロックしてから、次の朝まで一歩も外に出なかった。

現状

Blogか。
やっている人は知っているけど、まさか自分がとは思わなかった。

さて、まずは、自己紹介というよりも、現状報告から。
1991年に、日本からアメリカに来て、早くも14年経ってしまった。日本では音楽関係の会社で働いていた。その関係で、ロスに出張に行き、それがこっちにくるきっかけになったことは間違いない。日本の会社組織にも疑問があったし、留学するのであれば、若いうちにということもあった。
ロサンジェルスの大学院を卒業して、その後サクラメントで1年働いたが、現在サンフランシスコ、ベイエリアで働いている。アメリカ流のビジネスにはすっかりなれたが、口のうまいアメリカ人の真似はまだできない。2,3年前はゴルフにはまっていて、毎週プレーしていたが、最近はめっきり少なくなった。こっちでは日本のような電車での通勤は限られていて、ほとんどの人が車である。よって、終電は関係ないが、こっちの普通のサラリーマンでそんなに遅くまで飲んでいる人は少ないと思う。酒も2amで終わりだし。自分も以前は隔週くらいでダウンタウンのバーに行っていたが、最近は少なくなった。でも、日本の夜の街がなつかしくなるときがある。月曜から金曜まではオフィスで働き、週末は適当に過ごしている。旅行が好きで、あちこちに行ったことがあるが、たいていは1週間以内の休暇なので、あまりゆっくりはできない。日本にもほぼ毎年帰っている。多いときは3、4回帰ったこともある。確かに日本の食べ物はうまいと思う(もちろん、まずい店もあるが)。気候の面で言えば、やはりカリフォルニアに勝るところはないだろう。冬は暖房を使う時間が少なく、夏はほとんどクーラーなしで済む。住んでみれば、なんてことはないのだけれど、日本に帰ると死にそうになるときがあった(おおげさだが)。

アメリカで勉強するとか働くことについては知識がある。質問のあるかたは遠慮なく、聞いてください。
また、この辺に住んでいる日本人の方、いましたら、知らせてください。
まだまだ、書き出せばきりがないが、今日はこの辺で。

私の履歴

名古屋の大学卒業後、某音楽会社に2年間勤務。



91年に退職後、ロサンジェルスに渡る。



英語学校、コミュニティカレッジを経て、



大学院(ビジネス専攻)に進む。



94年に念願のMBAを取得。



同年、貿易関係の会社を設立し現在に至る。



趣味①:旅行(一人旅が多いですが、都合が合えば、皆さんも一緒に行きませんか)

趣味②:ゴルフ(週末のトワイライト、一緒に回れる方、探しています。初心者歓迎)

趣味③:楽器演奏(ギター、ベースはまずまず、キーボード、ドラムもちょこっとできます。バンドやる人いませんか)

趣味④:ローラーブレード、テニス、水泳、スキー等、(最近はする機会があまりないが、近いうちにまたやりたい)




O型、X①



なお、ご質問は コメントで受け付けてます。



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