小泉首相の国連スピーチ | 1991年の漂泊

小泉首相の国連スピーチ

2週間ほど前か、選挙後に小泉さんがニューヨークに飛んで、国連で英語のスピーチをしていた。

が、わたしには、6~7割くらいしかわからなかった。


手前味噌になりますが、アメリカ人の話す英語、特にアナウンサーが話す英語であれば、もちろん、話す内容によっても、差がありますが、9割以上は理解できます。


それが、小泉さんの話す英語は・・・、それほど悪くないんですが、それ以前に、やっぱり早口なのが聞きづらくしています。また、短く切ったように話すのも最悪です。日本語のように、「はきはき」と元気よく話したりしても、単語の尻がきれてしまって、ちっともよくありません。英語は、一語一語、最後まできっちりと発音しないとだめですし、下手なアクセント、抑揚であれば、逆につけないほうがましなのです。つまり、ゆっくりと、棒読みした方がよっぽど理解される確率が上がるでしょう。


ちなみに、みなさんは、ヒラリー・クリントンのスピーチを聞かれたことがありますか?


わたしは、彼女をそれほど好きでもありませんが、彼女のスピーチは「すばらしい」と思います。なぜなら、実にゆっくりと、誰もがわかるように話すからです。話した内容はともかく、何を言ったかはほぼ100%わかります。

これは私の感ですが、彼女はもともとは早口な方ではないかと思います。多分、ビル(夫)と話すときなどは、さっさっさと早口で会話するのではないでしょうか。しかし、公の場では、あれほどゆったりと話すのですから、いつも感心させらせます。多分、訓練されているのかもしれませんが、小泉さんもぜひ見習ってもらいたいものですね。