NASA テレビ | 1991年の漂泊

NASA テレビ

2,3日前からシャトルが帰ってくるので、取り合えずランディングでも見ようかと思っていた。が、フロリダの悪天候のためで、何度も延期されるので、結局見逃した。
なんせ実際に着陸したのがこっち時間で今朝の5時頃だもんね。着地場所はフロリダではなく、カリフォルニアのエドワーズ基地(ロサンジェルスの北にいったところ。多分マジックマウンテンからそう遠くないようだ)。

今朝、7時半に起床して知ったのだが、NASAテレビってのがあるらしい。早速、自分家のサテライトTV(DirecTV)をチェックして見たら、あるじゃん。376チャンネルです。はいってるじゃん。シャトルは既に基地のどこかに
nasaTV 着陸済みで、その映像だけが映っていた。しかし、何のナレーションもない映像だけ。とにかく無事に着陸してよかったね。5分くらいみて、家を出た。

帰宅後、再度TVをつけて見たら、今度はクルーのインタビューが入っていた。あの、シャトルの腹の部分を直したロビンソン飛行士はベイエリアの出身である。今回、カリフォルニアに着陸したので、ベイエリアのテレビ局からも質問を受けていた。また、野口飛行士も、日本の2,3のテレビ局から、英語と主に日本語で質問を受けていた。野口さんはこっちにどのくらい住んでるのか知らないけど、英語は悪くないね。生まれも育ちも日本であれば、結構うまい方ですよ。ちなみに、こちらに10年、20年住まれている方でも、それほど英語の発音がうまくない方が結構いらっしゃるというのが私の知る限り、現実です。更に、英語をしゃべること以上に、いろんな質問にも一応アメリカ人みたいに、長々と(若干無駄話も含めて)答えられているのはたいしたもんだ。日本人はこの手の訓練をあまり受けていないから、大抵の人は不得意と思われるが(もちろん、彼は東大大学院卒らしいからね)。

ところで、NASAの宇宙旅行に対しては、日本ではどうか知らないが、こちらでは、賛否両論がある。確かに宇宙には壮大な夢があると大人も子供も喜んでテレビを見ている人が多いと思うが、現実には膨大な費用と時間を無駄にしているとの批判もある。特に、今回の打ち上げ直後に、いろんな不具合が見つかった時点では、過去の教訓が生かされていないとか、この2年半NASAは何をやっていたのだ、という厳しい意見がマスコミから聞かれた。子供に夢を与えるための目的にしては、使う金額が莫大過ぎると思うが、それが正しかったか、それとも間違っていたかがわかるのは、今から何十年、何百年も先のことになるんでしょうね。

最後に、余談になりますが、アイリーン船長はシャトルの中の映像で見る限りはおばさんとしか映らなかったが、NASAテレビのインタビューを見ると、以外に美人の方ではありませんか?