サプライサイド・エコノミー | 1991年の漂泊

サプライサイド・エコノミー

私はレーガンのやった、「サプライサイド・エコノミー」はよかったとは思わない(実は、学生時代はレーガン派だったのだが)。
ブッシュも減税をして同じようなことをやっていると思われるが、結局、
「消費を増やすことによって、お金を回し、景気を良くするという方法」。
うまくいかなければ、国の借金も増えるという危険性はちょっと横に置いておいて。

ポイントはこうだ。
確かに、景気は良くなるかもしれないが、企業は無駄なものを作りすぎることになる。
同時に、消費者は企業の宣伝に乗って、結局不必要なものを買わされることになる。
いわゆる、
浪費、浪費、また浪費。

ものを作るときには、資源、エネルギーを使う。
よって、無駄なものを作るときには、これが無駄になる(同時に燃焼、排気等による大気汚染!)。

限りがある天然資源を無駄にするとは何たることか?

その上、消費者はどうぜ無駄なものとわかると、すぐポイするだろう。捨てることによって、今度は廃棄物を処理しなければならないので、2重の無駄。というより、最悪。
ごみの山は東京湾に埋めるのか、それとも燃やすか?
いずれにせよ、地球の環境を壊す行為だ。

今、地球の自然を取り戻す時代になっているのに、
逆に壊し続けるのはどうみてもおかしいでしょう?

私は、別に環境保護団体所属でもなんでもないが、
考えてみれば、どうしても私達の子孫にまわる
高い「つけ」と思えてならないのです。